(c)縦隔壁と甲板縦桁の連結
深水タンクを構成する縦隔壁の前後の甲板縦桁は、なるべくその縦隔壁に連結する構造とする。
(d)制水板
自由表面の影響が大きいと考えられる深水タンクには、制水板を設けなければならない。
(e)通水油孔及び通気孔
深水タンク内では、諸材に適当に通水油孔及び通気孔を設けて水・油及び空気がタンク内の一部に滞留しないようにする。
(4)活魚倉
活魚倉の構造は、深水タンクに準ずる。
活魚倉が船底又は船側に開口を有する場合、隔壁構造は船側構造に準じるものとする。
6.3.5 船尾構造
(1)本体構造
各部材は著しい不連続を生じないよう配置し、舵・船尾材及びシャフトブラケット取付部の構造は、他の部材と有効に結合した構造とし、それぞれの機能を発揮するのに十分な剛性を有する構造とする。
プロペラ近傍の船尾構造は、プロペラの変動水圧による振動に十分耐える構造とし、船底外板と取り合う部材は、応力集中の生じやすい不連続な構造とならないようにしなければならない。
プロペラ直上船底外板の板厚は、その個所の外板の板厚の25%増としなければならない。
プロペラ直上外板の厚さの適用範囲は、船首尾方向及び左右方向ともにプロペラ中心からプロペラ直径の1倍以上とする。
2軸船の平板竜骨の板厚は、プロペラ直上船底外板の厚さ以上とする。
プロペラ直上外板を増厚するときは、それと取り合う骨部材の桁板は外板厚さに対応する厚さとしなければならない。
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